廃屋に住む人の生存確認。

いつも通る道に怪しい家がある。気づいたのは数年前。当時、人は住んでいないのだと思った。あまりにも廃屋的だったから。でも、物干し竿があって、たまにぐちゃぐちゃの洗濯物が干してある。というか、引っ掛かっている。雨の日だったから、気が付いた。洗濯物、濡れちゃいますけど。と思って、気付いた。ん?人住んでるの?そう思ってから、まさか、住んでないでしょ。と自分に言い聞かせた。むしろ、住んでいてほしくない。怖すぎる。いつも雨戸がしまっていて、家の周りは草が生えていて、物などもあまり置いてない。でも気になってきて、通る度に物干し竿をチェックしてしまう。えーっ!物干しに引っ掛かっている洗濯物、いつも違うんですけど。。。違ったんだ。チェックして気づいた。ぐちゃぐちゃだったから、ゴミみたいなのが、引っ掛かっているのだと思った。それからというもの、気になってしょうがない。どんな人が住んでいるのか。洗濯物、普通だったら、広げて干すよね。男の人も、めんどくさくても、広げるよね。乾かないよね。あーでも雨の日にも出てたから、乾かなくてもいい人なのかも。えー!濡れたまま着てるの?疑問は増すばかり。でもついに、見てしまった。雨戸がちょっと開いていた。すごーく晴れた天気のいい日に。中に人がいた。暗い部屋の中に、電気もついてなくて、座ってた。ギャーと叫びはしなかったけど、心の中で「アーッ!!」と叫んだ。これで、おしゃれなファミリーが住んでいてもなんか違うが、1人だった。というか、ホントにいたよね。動いてなかったけど、生きてたよね。すごいもの見ちゃった的じゃないよね。ちょっと人の家の中見えちゃった、だけだよね。色んなことが頭の中をグルグルまわった。実は怖いもの見たさで、通る度にチラッと見てしまう。たまに雨戸が開いている。人がいるけど、いつも動いてない。。生きてるよね。ここまで来ると、心霊とかを疑う。人が住んでいるのに気づいて、数年が経過した。今はあまりその道を通らない。でもたまに通ると、雨戸が開いてないかチェックする。生存確認をしている。